自由な国だから

ポメラニアンなので難しいことはわかりません

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく東大読書/西岡壱誠

読んだ理由

・読書は好きだけど、読んだ本の内容を覚えていないことが多いため。

・「あの本は〜が書いてあった」ときちんと説明できるようになり、意味のある読書ができるようになりたかったため。

地頭力をつけたかったため。

内容

読む前の準備〜装丁読み・仮説作り〜

タイトル等から想像できる情報を全て書き出す。自分がその本を読む目的をはっきりさせ、目次を参照に「1章で○○について理解し、2章で▲▲について学び…」といったように道筋を立てる。最後に自分の現状を考える。

読書中の読み方8つ〜取材読みから議論読みまで〜

全部書くとネタバレすぎるので使えそうな一部だけ抜粋。

取材読みをする

記者になったつもりで何で?どうして?それ本当?とツッコミを入れながら読む

整理読みをする

まずは各章を30字以内で要約。最終的に1冊の本を140字で要約する。

検証読み

同時に複数の本を読む

感想

★★★☆☆

ぶっちゃけるとめちゃくちゃ面倒くさくないかこの読み方(^o^)これは読書というよりかなり本格的な読解法です。そりゃこの読み方やってたらものすごく頭良くなるわ。装丁読みなんてこんな付箋に貼ったりしなくても、皆書店で自然にやっていると思う。作中の例にあったように、『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』から”AI=教科書が読めるまで発達してきている”と”子どもたち=学力低下で教科書が読めない子が増加している”の対比は皆さん思いつくと思う。たまにある「買ったのに思った内容と違った…」というのはまさにこの装丁読みが足りなかった結果なんだなあって思います。質問読みは高校生の時河合塾の現代文でやったような内容。1冊の本を内容だけじゃなく構成の組み方まで勉強したい、まじで全部血肉にしたい時はかなり有効な読書法。難しい本読むときには特に使えそうです。”「読む力」と「地頭力」を鍛える”という言葉に嘘はない。ここ重要。

一方で私みたいなOLや働きリーマンの普段の読書で実行するにはけっこう厳しい。うちらはもっと「楽して読む!読書法」みたいな本を読まなきゃダメだ。しかしこの読書法をきちんと理由をつけて言語化していて、やっぱ著者頭いいなと思った。言葉に出来ないのは考えていないのと一緒だからねby言葉にできるは武器になる

また頭のいい人がやる「目標から逆算する」という方法ですが、著者は読書にも当てはめています。勉強する時に試験日から逆算してスケジュール立てたりするのは当たり前なんだけれど、この逆算の考え方を今まで読書には当てはめず漫然と読んできてしまったなあと反省した。ほんとに。言われてみれば当然だよね。

まあでもやっぱりこの読書法は面倒くさい。時間があれば絶対にやった方がいいと思うけれど、なかなか現実的には難しい。私が真似できそうのはアウトプットと要約くらいだなあと思いました。ここまで徹底してできないけれど、将来子供ができたらこの読み方を教えてあげたいなって感じです。おしまい。

 

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書